2023.01.25

エコキュート

エコキュート。寒波で凍結・・・もしもお湯が出ないとき。

こんにちは!

1/23~1/25…大寒波の襲来。今後も月末にかけて厳しい寒さが続くそうです。

国交省の予想では一旦緩むものの、29日頃にかけて再び強まる可能性があるとのことです。

万が一の停電時の対策は、太陽光発電や蓄電池で備えていても、水道管が凍結してしまうほどの気温の低下の影響で、エコキュート等の給湯器システムも管の凍結により止まってしまう可能性があります。

そこで、どのメーカーのエコキュートシステムでも共通してできる事前の対策と、対処法を紹介いたします。

とくに冷え込みが激しい日の朝は、エコキュートの配管が凍結して、お湯が使えなくなることもあるでしょう。
このように夜間凍結したとしても、焦る必要はありません。
夜が明けて日中に近づけば、外気温が上昇します。
それにより凍結は自然と解けるため、何もしなくても解消されるケースがほとんどです。
急いで使用する必要がない場合は、給湯栓を少し開いて、自然に凍結が解けるのを待ちましょう。
なお、気温が上がるかどうかは、天気予報で確認できます。
曇りや雨などで、その日に気温上昇の見込みがなければ、次の解決法に進んでください。

■ぬるま湯を活用します。
凍結した配管部分にタオルを巻き、その上からぬるま湯をかけてみましょう。
そうすることで配管の凍結が溶け、お湯が使える可能性が高くなります。
ぬるま湯の温度は、人肌よりも少し暖かいくらいがお勧めです。

エコキュートで凍結しやすいのは、「貯湯タンクとヒートポンプユニットをつなぐ配管」と「貯湯タンクと浴槽につなぐ風呂配管」の2箇所です。
他の箇所にぬるま湯をかけていると、凍結が解消されないこともあるため、その2箇所に重点的にかけるようにしてください。

少しでも早くお湯を使いたいからといって、熱湯をかけるのは避けるべきです。激しい温度差により、歪みや亀裂といった損傷につながるので、必ず人肌より少し暖かい程度のぬるま湯を使いましょう。

フルオート機能が搭載されているのならば、浴槽に水やお湯を張ったままにすることで、凍結予防につながります。
循環口の中心から10cm以上のお湯を残し、浴槽の水を自動で循環させる設定にしてください。規定量のお湯がない場合はアラームが鳴り、作動しないケースもあるので要注意です。残り湯が少ない場合は、お湯ではなく水を足して調整してください。使用しているエコキュートによっては「凍結予防運転」「凍結防止運転」を自動で行う機能もあり、外気温が約3度よりも低くなると実施されるので大変便利です。

冷え込みそうな日(外気温が0度以下)は、前日から蛇口を僅かに開けておくだけで、エコキュートの凍結を防げます。
リモコンでお湯の温度を「水」に設定し、給湯栓を少し開けておくだけで大丈夫です。
混合水栓のタイプによって、蛇口の開き方が異なるため、メーカーのホームページも確認するとより万全でしょう。

■エコキュートの工事・施工の際に、配管周りは保温材(断熱材)によって保護されます。凍結防止のために、さらにその上から保温材を巻きつけておきましょう。
保温材はインターネット通販やホームセンターなどで手軽に購入でき、費用も数千円程度です。また取り扱いも簡単ですから、素人でも問題なく作業できます。

■冬場の凍結防止対策については、各メーカーのホームページや取扱説明書に記載していることがあります。

・パナソニック→https://sumai.panasonic.jp/hp/5qa/5_6b.html

三菱電機→https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ecocute/notice/pdf/before-winter-faq.pdf

日立→https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kyutou/q_a/a31.html

東芝→https://esysz.co.jp/wp/wp-content/themes/escosystems/pdf/manual_wh_toshiba.pdf

ダイキン→https://n-faq.daikincc.com/faq/show/13562?site_domain=n-faq

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